細やかな作業でクオリティの高い製品を作り上げている「ものづくり企業」。基本的に肉体労働となる“ものづくり”は、働き詰めで労働環境が悪いという印象を抱いている方は多いのではないでしょうか。
しかしながら最近では、ものづくりを手がけているホワイト企業が増えてきています。そこで今回は、製造業の種類を整理しつつ、ホワイトなものづくり企業のポイントをご紹介します。
■製造業とは
製造業とは、製品を製造し販売する業界のことを指します。製造業の種類はさまざま。まずは規模や種類を整理しましょう。
▼日本での製造業の規模
製造業は一時期は世界でトップを張るほどの業界だったといわれており、日本が「ものづくり大国」と呼ばれるまで日本の経済を牽引してきました。最近では衰退の様子を見せているという一面もありますが、現在も日本全体の国内総生産(=GDP)において2割程度を占めています。
2021年度(令和3年度)国民経済計算年次推計によると、2021年の製造業のGDPは約113兆円。日本全体のGDPの20.6%だったとされています。
▼製造業の種類
製造業と一口に言ってもさまざま。大きく分けると、機械製造、金属・鉄鋼関連の製造業、電気機械器具製造業、化学製品製造、食品関連の製造業、建築・住宅関連、医薬品製造などに分類できます。
さらに、製造業と言っても担当領域があり、それぞれが担当分野を分業することで、最終的な製造物が必要なところに届くようになっています。
例えば、製造業といって多くの人がイメージする“組み立て”は製造業の一部分。
繊細で正確な技術を必要とされる金属加工を行う製造業の会社もあれば、それらの部品を組み立てる製造業、組み立てられたものをパッキングする製造業などがあり、同じ製造業でもそれぞれ業務内容が大きく異なっているわけです。
■ホワイトな製造業の特徴
では、製造業でのホワイト企業とはどのような特徴があるのでしょうか。
▼長時間労働がない
製造業というと、納品期限に追われて長時間勤務を強いられているイメージが強いかもしれません。製造業は基本的に昼夜問わずフル稼働しているため、人員不足や無理な納期設定によって長時間労働が発生する可能性があることは事実です。
しかし、ホワイト企業であればそこがしっかりと調整されており、さらに独自に残業時間削減に取り組んでいるところもあります。
昨今は法律で労働時間が定められており、労働基準法にて1日8時間・1週間で40時間までと決められています。ホワイト企業であれば法律を順守していることは大前提。月20時間程度までがホワイト企業の一般的といわれています。
1時間も残業をしない企業はほとんどないため、法律で定められた範囲内でより残業時間が少ない企業をチェックするといいでしょう。
▼サービス残業がない
サービス残業の有無もホワイト企業を判別する上で見ておきたいポイントです。
サービス残業とは、労働に対して賃金が支払われない残業のこと。残業が少ないからといってサービス残業がある環境であればホワイト企業とはいえません。
▼安全確保ができている
主に工場で働く製造業。法律によって適切な安全衛生管理・活動を実施する必要があるとされており、企業は労働災害が起こらないよう環境を整えたり制度を整備したりしています。
安全確保ができており、風通しの良さがある企業であれば、ホワイト企業といえるでしょう。
▼労働環境が良い
安全確保とともに、労働環境の良さも確認しておくべきポイントです。特に製造業であれば、工場のエアコンなどといった働く環境が整っていることもホワイト企業の特徴といえます。
▼福利厚生が充実している
ホワイト企業の多くが福利厚生が充実しているという特徴を持っています。法律によって定められている福利厚生以外に、会社独自の手当や補助が設けられている場合は、ホワイト企業と認識して良いでしょう。
▼制度が充実している
福利厚生だけではなく、ホワイト企業として認定されている企業の多くは、制度が充実しています。特に産前・産後休暇や育児休暇などの制度が整っており、さらにその取得率が高い場合は、風通しが良く社員にとって働きやすい環境になっているといえるでしょう。
■手島精管株式会社はホワイト企業
群馬県館林市を本拠地にする手島精管は、お客さまからの細かなニーズに応え、品質を追求してきた結果、7000種類以上もの注射用ステンレスチューブを世に送り出してきました。
弊社は、社員が仕事と子育てを両立できる企業として厚生労働大臣より「くるみん」の認定を取得。さらに群馬県が発行する「群馬県いきいきGカンパニー認証書」も取得しており、社員が働きやすい環境を整えています。
製造業におけるホワイト企業をお探しの方は、ぜひ一度手島精管をチェックしてみてくださいね。